富山のかまぼこ 生地蒲鉾有限会社

生地蒲鉾ブログ 蒲鉾よもやま話 かまぼこ屋のつぶやき

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ダッチハーバー視察②陸上工場から洋上船まで視察編

(2026.08.17)
出張・研修

お盆も終わり、お盆期間中のことなどを書いておかないといけないと思いつつ、先日アップしたアラスカ渡航の続きを終わらせないといけないので、さっと続きを書いてみます!
 当初は到着した日にダッチハーバー観光のための時間が1日設けられていただのですが、前述したようにフライトが1日遅れたため、到着後すぐに施設見学に向かうことになります。
 1件目はUnisea社の陸上工場。日本のニッスイさんの100%出資会社だと伺っています。
 生地蒲鉾としては過去にこちらの工場のすり身も使用したことがあります。その時は確かA級で、赤巻の皮の部分に半分ほど混ぜて使用した覚えがあります。
 前提として今回ダッチハーバーで陸上工場を3件見学しましたが、実は生地蒲鉾ではメインのスケソウすり身は洋上加工のものしか使用していません。たまに原料が少ない時や試験的に使ってみる時に先に書いたように陸上工場のすり身を一部入れるのみです。かなりぜいたくな使い方をしていると同業界の方には言われるゆえんです。
 話がそれましたが、工場内を徹底的に見させていただき、私は遠い昔北海道の某工場様の施設見学して以来のことだったので非常に新鮮で、着陸した直後ということもあり興奮冷めやらぬ思いでお話を伺いながら見て回りました。

船から工場にスケソウダラが搬入されるところ。圧倒的なボリュームです!
混獲防止のために魚の大きさを調べるライン
スケソウダラも200gくらいの小さいものから600gくらいのものも。
今回のメンバー4人とアラスカシーフードマーケティング協会、Unisea社の皆様と集合写真

Unisea社の皆様とはこの日の夜、懇親会も行い、活発な情報交換をさせていただきました。
工場内で印象に残ったことは他の工場にもあてはまるのですが、資源管理の徹底さ。混獲を防ぐために自社で努力するのはもちろんのこと、国から派遣された職員が立って見張っています。またその記録をしっかりと残していることにも驚きでした。
アラスカの水産資源は持続可能とか、資源管理が徹底していると聞いていましたが、ここまでの徹底ぶりだとは思いませんでしたし、これほどのことを果たして日本や東南アジアでもできるのか、しているのか、というのは疑問です。
 このunisea工場の後、偶然にも(配慮いただいていたのだと思いますが)弊社で使用しているExllence号が停泊中とのことで中を見学させていただきました。

見た目は古いが中はきれいでした。
船体にうっすらとTENYOMARUと見えます。

この船は旧大洋漁業時代から使っていた第五天洋丸(漢字があっているか分かりません)が名前を変えて現在でも現役で操業しているとのことです。歴でいうと50年以上。
そのため中もところどころ日本語表記があったりして古き良き船という感じでしたね。
しかし中の設備は最新式のもので洋上船なので無駄なく配置されていました。またこの船はすり身を作る唯一の母船とのことです。(母船とは自らが魚を獲らずにキャッチャーボートを出してそこから魚を船に揚げて加工します)他のダッチハーバにある船は工船と言って自らが魚を獲って船上加工します。
本当は洋上で魚を獲って、加工しているところを見たい気持ちはありましたが、そうなるとかなりの時間を海上で過ごさなくてはならなく、また自分にその体力もあるはずもなく、想像の範囲でとどめておきました。しかしながら自分の会社で使っているすり身を製造している船の中までしっかりと見ることができて大変勉強になりました。
ちなみにこの船のテクニシャンの方は日本人の若い方でしたね。ものすごい体力と精神力が求められるんだろうなと思いながらも淡々と説明していただきました。
 そして翌日はUmios様の資本の2つの陸上工場、ALYESKAとWESTWARD SEAFOODS社の陸上工場視察です。基本的には前日みたUnisea社と同様の設備で製造されています。この工場では撮影が一切禁止されていました。資料をいただいたのですが、ここで紹介することもできません。
 前日のunisea社でも思ったのですが、ニッスイ系社員、Umios系社員、それぞれ日本から遠く離れた最果て(失礼な表現化もしれませんが)の地で現地スタッフに指示を出し、季節雇用の従業員に製造の方法を教えているのはとてつもなくすごいことだと思いました。
 また現地で感じ取ったことや感想などは改めて別の機会に書かせていただきます。今はとにかく視察工程の先を急ぎます。

この陸上工場2施設見学のあとはアメリカンシーフーズ社さんの洋上船「オーシャンローバー号」が停泊しているとのことで船内を見せてもらうことができました。

このフォルムがかっこいいですね。
船から冷凍庫に製造された冷凍すり身が運搬されています。
船内の食堂。豊富なフルーツやドリンク、フードがあり、おいしそうです

洋上線は工船と母船があるのですが、ローバーは工船です。
自ら魚を獲って、船内で加工、凍結まで行います。
当然停泊中なので製造はしていなかったですが、ところ狭しと陸上工場と同じ設備がぎっしりと配置されていて寸分の無駄もないという印象を受けました。また陸上工場と違い、使える水の量なども多くないのでしっかりとした水の管理も必要なんだろうなと思いましたね。
このローバー号のすり身、これも弊社の赤巻などの皮で使用したことがあります。洋上FA級を皮に半分混ぜているのでやはりぜいたくです。ちなみに残り半分はSA級です。
 と、ここまで書いていて時系列が本当にあっているのか、怪しくなっています。というのも陸上工場3つ視察しましたが、どこもかなり似通っているのです。また疲れか時差ボケか、船もローバーとエクセレンスを見たのですが、朝だったのか夕方だったのかをもはや思い出すすべがありません。
きちんと記録をつけておけば良かったと後悔しております・・・・

ということでまたもや長くなったのでここらでいったん切ります。
ダッチハーバー視察2日目も中身が濃すぎました。この次のブログはumios社の方との懇親会から書きたいと思います!

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